記事作成者
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梅原 崇
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評
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相手はベストメンバーではないとはいえ、2010年旭区一部で春秋とも準優勝のチーム。しかしこの試合は一人の男がヒーローとなった…。 試合は序盤、投手戦で進む。その均衡を破ったのは4回。相手エラーとランナー三塁からの常森の内野ゴロの間に2点を先制。しかしその直後の相手の攻撃。久々登板で調子の出ない高橋が相手打線につかまり5点を奪われる。 ただ前々回の試合でうちが目の当たりにした様に、やはり野球は最後までわからない。時間もあとわずかで敗戦濃厚という6回裏に吉北の2試合連続本塁打で2点差とした後、2安打と相手の2失策で1点を返し、一死満塁でバッターは今年初参加の大中。1打席目で今年初打席ながら相手好投手から右前安打を放っているが、申し訳ないが誰もが期待薄だったと想像できる。実際その打球はボテボテの投ゴロ。しかしその時神が舞い降りた…(゜o゜) 相手投手はまずバックホーム。本塁封殺となる。そして捕手が一塁へ送球。普通なら試合終了…のはずだった。それが大中の頭部に当たる。その後大中の頭に当たった白球は誰もいない右中間へ…。その間にランナー2人がホームイン。まさかのサヨナラ勝ちとなった。
この場面は様々な奇跡の偶然が重なったのでもう一度お伝えしよう。 @一死満塁でバッター川島の二ゴロが相手エラーを誘い1点差へ。(そのまま引き続き満塁) A大中の打球は超ボテボテだったにも関わらず、大中の足の遅さのせいで捕手がホームゲッツーを狙った。 B大中の頭に当たった送球はファーストのカバーに入ったライトの期待を裏切り右中間方面に。 C頭に当たった球が思いのほか遠くへ飛んでった。
試合途中は盛り上がりに欠けておりどうなるかと思ったが、最後に大笑いが長浜公園を包んだ。しかし過去を振り返ると、最終回2点差、二死満塁からたった一つの相手エラーにより一挙3人がホームインとなり、サヨナラ勝ちをした試合があった。その際もバッターは大中。この男こそ実はチーム一持っている男なのかもしれない…。
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